考え方

なぜ、盛り上げるだけではダメなのか

イベントが失敗する本当の理由

イベントの多くは、こんなふうに企画されます。

「製品の魅力を伝えたい」
「社員に一体感を持ってほしい」
「サービスの良さを知ってもらいたい」

そして、こう考えます。

「有名な講師を呼ぼう」
「映像を豪華にしよう」
「盛り上げる演出を入れよう」

しかし、イベントが終わったあとに残るのは、
「楽しかった」という感想だけです。

営業は相変わらず説明に苦労し、
社員は数ヶ月後には元の働き方に戻り、
セミナー参加者は契約に至りません。

なぜか。

参加者の思考と感情の順序を、誰も設計していなかったからです。

情報を伝えても、人は動かない

多くの企業イベントは、「情報を伝えること」に終始します。

新製品の機能を説明する。
会社のビジョンを語る。
サービスのメリットを並べる。

しかし、人は情報だけでは動きません。

なぜなら、不安があるからです。

「本当にこの製品で解決できるのか?」
「この方針で現場は回るのか?」
「投資して失敗したらどうするのか?」

不安がある状態では、どれだけ情報を伝えても理解されません。
理解されなければ、納得は生まれません。
納得がなければ、判断できません。

私たちは、この順序を無視したイベントを、設計とは呼びません。

私たちが設計するのは「順序」

意思決定は、段階的にしか進みません。

不安 → 理解 → 納得 → 判断

この順序を無視して、いきなり「判断」を求めても、人は動きません。

だから私たちは、参加者が今どの段階にいるのかを見極め、
次の段階に進むために何が必要なのかを設計します。

それは、登壇者の人選、言葉の選び方、情報を出す順序、間の取り方、映像の尺、照明の落とし方にまで及びます。

すべては、参加者の思考と感情を、次の段階に進めるためです。

なぜ、分業しないのか

多くのイベント制作会社は、企画と制作を分けます。

企画会社が戦略を作り、
制作会社が実行する。

一見、合理的に見えます。

しかし、意思決定の設計は分割できません。

企画書に「参加者の不安を解消する」と書いても、
それが当日の司会者の声のトーン、映像の尺、照明の落とし方に反映されなければ、設計は崩れます。

思想を理解していない制作チームが現場を回せば、
参加者の思考は途中で止まります。

制作を理解していない企画者が設計すれば、
机上の空論になります。

だから私たちは、思想から当日運営まで、一貫して担当します。

それが、意思決定を前に進めるための最低条件だからです。

私たちが扱うのは「成果」

私たちは、イベントの実施そのものを成果とは呼びません。

参加者が何を理解し、何を判断し、どう動いたか。

それを成果と呼びます。

セミナー後の契約率。
製品発表後の営業チームの動き方。
社員総会後の現場での行動変容。

これらは、演出や盛り上げ方では生まれません。
意思決定の設計が機能したとき、初めて生まれます。

私たちを選ぶべきでない場合

もしあなたが以下を求めているなら、私たちは適していません。

私たちは、意思決定を前に進めたい企業とだけ、仕事をします。

次のステップ

もし、あなたの会社が本当に前に進めたい意思決定があるなら。
それがまだ言葉になっていなくても構いません。

私たちは、その意思決定が何なのかを、一緒に言語化するところから始めます。