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オンラインイベントの現状

ディレクターズ|社内イベント・アワーズイベントプロデュース
トピックス
2020.08.21

今回はオンラインイベントの現状について、書いてみようと思う。
ここ数ヶ月、一気に増えたオンラインイベントであるが、少しずつ開催方法が形が固まってきたように見える。(2020/8現在)

決してオンラインイベントの正解(完成形)にたどり着いた、とは思わないが、現実として各イベントで開催方法が落ち着いてきたようなので、分析してみたいと思う。

以前の記事でも書いたが、オンラインイベントのポイントは双方向である。
にも関わらず、現状、開催されているオンラインイベントの多くが、収録映像の配信+双方向のコミュニケーションであるように見える。

具体的に紹介することにしよう。
ウェビナーなどで双方向の状態を保ちつつ、プレゼンテーションは事前に収録した映像を配信、その後、双方向の状態に戻り質疑応答
のパターンである。

これは、まだライブ配信への技術的な不安があることからの現象であると想像できる。
特にプレゼンテーションを行う人が遠隔地からのオンライン参加の場合、テクニカルスタッフがいない状態での遠隔プレゼンテーションとなるため、配信はプレゼンターに依存せざるを得ない。
そうなった場合、プレゼンテーションの資料の投影に手間取ってしまったり、ネットワーク状況が不安定になる可能性を考え、双方向の環境を構築しているにも関わらず、テクニカルスタッフがいる配信拠点から事前に収録したプレゼンテーションの映像を配信することになる。

プレゼンテーションする本人が、配信拠点にいて、テクニカルスタッフがケアできる状況の場合は、完全ライブ配信を行なっているケースが多い。
上記のケースとは逆で、テクニカルスタッフが近くにおり、管理できるため技術的な不安がないからである。

プレゼンターがどんな環境であれ、完全ライブの配信の方が、臨場感があり良いのは間違いない。

メリットとリスクを天秤にかけて実施することになるが、今の所は安全策を取り事前収録動画の配信、を選ぶ企業が多いようである。

しかしこれは、”今”だからであり、プレゼンターの慣れや5Gといったネットワーク環境の安定など、環境が変われば完全ライブ配信が主流になってくるであろう。

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